中国でペストが流行したというのをご存知ですか？

歴史の教科書で見たことのあるペスト。

今回はそのペストについて紹介していきます。

ネズミやノミから、人間に感染します。

２〜６日の潜伏期間ののち、リンパ節のはれ、皮膚の小出血斑や高熱を起こします。

ペストの病原体は、 Yersinia pestis （ペスト菌）という細菌です。

ペスト菌は、日光や熱に弱く、体外では長期間にわたっては生存できません。

肺ペストのワクチンはありません。

ペスト菌に接触した可能性のあるヒトには、抗生物質の予防的投与が勧められています。

アメリカ合衆国では、抗生物質の予防的投与としては、Doxycyclineあるいは、Ciprofloxacinで、7日間の投与が勧められています。

リンパ腺に症状が出ます。

まず刺された付近のリンパ節が腫れ、ついで腋下や鼠頸部のリンパ節が腫れて痛む。

ペスト菌が血液によって全身にまわり敗血症を起こすと、皮膚のあちこちに出血斑ができて、全身が黒いあざだらけになって死亡する。

腺ペストを発症している人が二次的に肺に菌が回って発病し、又はその患者の咳によって飛散したペスト菌を吸い込んで発病する。

気管支炎や肺炎をおこして血痰を出し、呼吸困難となり2～3日で死亡します。患者数は少ないが死亡率は100パーセントに近いといいます。

中国では３万人が隔離中で悪魔の伝染病と呼ばれています。

リスが原因だったそうです。

ネズミに似た小型の動物の死骸を見つけ、小さく切った肉を飼い犬に与えたとあと男性は、その日の内に高熱を出し、死亡したともいいます。

以上、ペストについて紹介しました。

感染力が強いので、日本も心配ですね。