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足の裏のトラブルといえば、「魚の目」と「タコ」があります。

ですが、この2つの違いがイマイチ分からない…という方も多いのではないでしょうか。

そこでここでは魚の目とタコについて紹介していきたいと思います。

目次

  • 魚の目なの?タコなの?それぞれどう見分けていけばいい?
  • 魚の目やタコが出来る原因って何なの?
  • 魚の目やタコはどのように治療するの?
  • 魚の目やタコを予防するには、どうすればいいの?
  • 魚の目 タコ まとめ
魚の目なの?タコなの?それぞれどう見分けていけばいい?

魚の目とタコの最大の違いは、「芯」があるかどうかです。

魚の目には芯がありますが、タコには芯が存在しません。

それでは次に、魚の目とタコの特徴をそれぞれ見ていきましょう!

魚の目

魚の目はおもに大人の足の裏や足指にできる病変のことで、中心が魚の目のように丸く見えることから”魚の目”と呼ばれています。

部分的に刺激を受け続けるためにできますが、その刺激が一点に集中すると、角質が円すい状の芯のようになって、真皮のほうに突き刺さるように伸びていきます。

この円すい状の芯が神経を圧迫するため、魚の目は歩くたびに痛みが起こります。

タコ

タコは、角質が厚くなって、外側に、盛り上がる症状です。

靴などによって、圧迫や摩擦、衝撃を受ける場所、つまり、指の付け根や指の間、指の背側(上側)などにできることが多いです。

硬くなった箇所は黄色っぽい色をしています。

よほど悪化してひび割れたりしなければ、ふつう痛みはありません。

むしろ角質が厚くなることによって、感覚が鈍くなっていることも多いようです。

魚の目やタコが出来る原因って何なの?

原因のほとんどは「足に合わない靴」を履いているということです。

特にハイヒールを毎日履いている人は注意が必要です。

その他の原因は?

その1:開帳足の人がなりやすい!

健康な足の場合、親指の付け根から小指の付け根までがゆるやかに盛り上がり、横アーチが形成されています。

運動不足によって筋力が低下したり、体重の増加によって足に負担がかかったりすると、横アーチを支える筋肉が衰えて、開張足とよばれる状態になってしまいます。

この開張足では、前に体重がかかりやすく、すれやすくなるため、魚の目・タコができやすくなります。

その2:糖尿病の人

糖尿病は、インスリンが血中のブドウ糖の量をコントロールできなくなり血糖値が高くなった状態のことで、さまざまな合併症を引き起こします。

その一つが神経障害で、ひどくなると手足の感覚が鈍くなります。

そのためサイズの合わない小さな靴を履いても違和感を感じず、魚の目やタコができやすくなることに。

魚の目やタコはどのように治療するの?

その1:冷凍凝固療法

患部の皮膚を凍結⇒壊死させることによって魚の目(タコ)を取る治療法が、この冷凍凝固療法です。

魚の目(タコ)の大きさや症状の進行程度によって異なってきますが、通常、一度では取りきれず、期間をおいて複数回繰り返すことになるはずです。

凍結剤は、主に液体窒素(-196℃)が使用されますが、綿棒などに染み込ませた液体を患部に直接押し当てるため、冷たいを通り越して指すような痛みが走ります。

その2:メスによる切除

痛みの元凶である〝芯〟を取り除くことが重要になります。

そのため、ある程度の大きと厚み(深さ)のある魚の目に対しては、患部を直接メスで切開し、芯を取り除く外科手術が行われる場合もあります。

切開する際には、予め、スピール膏等の薬品を使って患部の皮膚を柔らかくしておく手法が取られるケースも多いようです。

その3:レーザー治療

  • 患部周辺の皮膚を極力痛めない
  • 魚の目の芯だけを焼ききる事ができる
  • 痛みが少ない

などの利点があることから、近年、注目されている魚の目治療がレーザー(炭酸ガスレーザーなど)治療です。

しかしこのレーザー治療は保険診療適応外なので、自費で行う事となります。

自宅で出来る魚の目・タコの治療

自宅でできる魚の目(タコ)治療薬としては、横山製薬から販売されている『イボコロリ』シリーズや、ニチバンの『スピール膏』シリーズが有名です。

現在は液体タイプのほか、絆創膏タイプのものや、足裏(指)にできた魚の目・タコによる圧迫感を和らげ痛みを減らす『ウオノメパッド』など、患者の症状に合わせた商品が、手頃な価格で複数販売されています。

魚の目やタコを予防するには、どうすればいいの?

魚の目やタコを、そもそもできないようにするためにはどんな対処方法が必要なのでしょうか?

予防策についてのお話をしていきます!

具体的には下記のような方法があります。

・ サイズの合った靴を履く
・ ハイヒールなどの、極端に足の前半分が圧迫される靴はできるだけ避ける
・ 底の薄い靴は避ける。または衝撃を和らげるインソールを入れる
・ 足が強く当たる部分に保護パッドを貼る(足に貼るタイプと靴に貼るタイプがあります。)
・ 外反母趾を治療する
・ 足裏のアーチの崩れを改善する運動をし、開張足を治す

魚の目 タコ まとめ

いかがでしたでしょうか。

魚の目とタコについて紹介しました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。