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仙骨の位置は腰の位置と比べて下の方にあり、臀部に当てはめるには中心すぎる位置に存在します。

ここが痛むことで仙骨痛が発生します。

そこでここでは、この仙骨痛を解消する仙骨ストレッチを紹介していきたいと思います。

目次

  • 仙骨周辺に発生する痛みの原因
  • 仙骨の痛みは座り方が問題!?
  • 腰痛予防には仙骨ストレッチ♪これで痛みを解消!
  • 最後に

仙骨周辺に発生する痛みの原因

仙骨周辺に痛みが出る原因は主に”2つ”あります。

その1:仙骨孔の神経を圧迫

下肢(下半身)は腰椎からの神経に依存する部位と仙骨孔からの神経に依存する部位がそれぞれあります。

それは腰椎だけでなく仙骨からも大切な神経の束が出ているという証明です。


そのため、事故で骨盤を損傷(打撲、骨折等)すると下肢に重大な後遺障害が残る可能性があります。

その2:仙腸関節(仙骨の際(きわ))の負担

骨盤の中心にある仙骨は背骨にかかる上半身の重さと大転子にかかる2本の足からの衝撃をもろに受けてしまう骨です。

大きい負担がかかる関節であるため、他の関節以上に硬い腱で守られています。

また、大きく動く関節ではなくミリ単位でしか動かないような固定された関節です。

仙骨関節は名前の通り「関節」に属します。膝や肩と同じ関節痛を発症しますし、負担による障害が発生しやすい部位であるとも言えます。

仙骨の痛み!発症のタイミング「出産」

出産または産後に痛みを訴える方が多く、出産から数年後であっても違和感が残り続けるケースがあります。

胎児を支える骨盤が妊娠で動き、出産時は限界まで開くため、直接負担がかかり痛みの契機となってしまうことが考えられます。

予防策としてはサラシや骨盤ベルトで骨盤の開きを早期に戻す方法がありますが、サラシはともかく骨盤ベルトは根拠が乏しく、外から圧迫すればいいというものではありません。

角度や筋肉との呼吸が重要です。

仙骨の痛み!発症のタイミング「”歩きの違和感”」

仙骨痛を持つ方で「腰がぐらぐらする」、「歩いていて(歩き方に)違和感がある」という症状を訴えられる場合があります。

一般的な原因として腹筋や背筋の弱りや腰回りの筋肉の弱りとされていますが、それだけではないようです。

毎日のように身体を動かす習慣を取り入れている人、歩くことを習慣にしているような健脚の人でも仙骨痛は起こりえます。

ただ共通していることがあります。

背筋と臀部の筋肉に長年の疲労を溜め込んでいる点です。

仙骨の痛み!発症のタイミング「過去または現在」

ヘルニアや坐骨神経痛、急性腰痛(ぎっくり腰)、慢性的な腰痛などの症状を過去に経験しているか、現在も引続き悩まされている場合、仙骨(仙腸関節)周辺に無理な力がかかりつづけることになります。

仙骨に重心が存在することもあり、股関節や腰の痛みをかばう動作をしつつ歩くとさらに負担となってしまい仙骨痛発症のリスクを高めるのです。

仙骨の痛みは座り方が問題!?

仙骨座りが原因で痛みが出る事もあります。

仙骨座りは仙骨に痛みが出るだけでなく、色んな所に痛みが出てしまうようです。

下半身全般・お尻・膝・股関節・太腿・脛・ふくらはぎ・足裏の痛みの原因となるのが仙骨座りです。

長年背中を丸め続けると胴体の筋肉がさらに落ちて、常に背中を丸めなくてはならなくなってしまいます。

仙骨で腰掛けるとお尻周辺の坐骨神経など重要な神経や動脈を圧迫してしまいます。

仙骨座りをして色んな所に痛みが出る前に、正しい座り方をして予防しましょう!

腰痛予防には仙骨ストレッチ♪これで痛みを解消!

腰痛予防の為にも仙骨マッサージは大切です。

痛みが出る前にストレッチで予防しておきましょう。

その1:腰痛予防

  1. うつぶせに寝て、ひざを立てます。
  2. かかとをなるべくおしりに近づけましょう
  3. かかとを付けたまま、ひざを30度ほど開きます。
  4. 息をはきながら、お尻を持ち上げます。お尻の筋肉を引き締める様に、5~10秒ほどキープしましょう。
  5. 息をすいながら、腰をゆっくり下ろします。膝は開いて構いません。ゆっくり呼吸を整えましょう
  6. これを2~3セット繰り返します。

その2:仙骨周りの筋肉をほぐす

  1. 脚を肩幅に開き、背筋を伸ばしながら、両手の親指で腰(仙骨部分)をグッと押し込む。
  2. かかとを離した状態でつま先をくっ付け(ハの字)、3秒間、思いっきり伸びをする。
  3. 仰向けに寝ながら、赤ちゃんのように両膝を抱え込む。
  4. 正座の状態から、手を前方に付くように、グッと前屈をする。

最後に

いかがでしたでしょうか。

腰痛だと思っていたら、もしかしたら仙骨痛かもしれません。

仙骨ストレッチを紹介したので、ぜひ試してみてくださいね。