巻き爪で膿が生じることがあります。

爪が皮膚に食い込んで、そこが化膿してしまうのですね。

どんな対処をすればよいのでしょうか。


目次
  1. 巻き爪とは
  2. 巻き爪による膿の出し方や消毒は?
  3. 巻き爪で膿ができないようにする方法
  4. 市販の薬で巻き爪の膿を治す方法
  5. 巻き爪による膿は放置しても大丈夫?
  6. 正しい爪切りをしましょう
  7. まとめ
巻き爪とは

巻き爪というのは、爪の先端が内側に曲がってしまった状態。

悪化すると肉に食い込み、まれに炎症を生じます。

靴がなかなか履けないなど、痛みを伴います。

軽いうちに治療を始めれば治りやすいので、早めに治療をしましょう。


(1)陥入爪(かんにゅうそう)

爪の先端が肉の部分に食い込んだ状態。

陥入爪といいます。

食い込んだ部分に炎症を生じ、時には膿を生じます。


2)弯曲爪(わんきょくそう)

爪が湾曲しながら伸びた状態。巻き爪です。

特に爪先の方で顕著で、前方から見ると逆U字型、馬蹄形、アルファベットのCのように見えたり、爪の弯曲が強くなると「のの字」型や円形になります。

変形が強くなると痛みを生じてきますが、外観の変化だけで痛みや腫れなどの症状がない方もいます。



巻き爪による膿の出し方や消毒は?

爪の角がとげのようになり、それが肉に食い込むと膿の原因となります。

巻き爪の方の場合、爪の端を切る事で一時的に痛みから開放されるため、

爪の端を切ることをくり返しますが、その度にさらに爪が巻き込んで、

結果、巻き爪のさらに重症化した陥入爪という状態になっていきます。


膿を取り出そうとして触るとさらに細菌感染が広がり、悪化します。

必ず病院で適切な治療を受けましょう。



巻き爪で膿ができないようにする方法

膿の直接的な原因は細菌感染です。

そのため、予防するにはまず足を清潔に保つことが必要です。

しかし、足をずっと清潔に保つのは現実的ではありませんね。

そのため、やはり巻き爪を改善することが欠かせません。

膿がある場合はまず、膿を治してから巻き爪の矯正をするようにしましょう。



市販の薬で巻き爪の膿を治す方法

症状が軽いのであれば、軟膏を塗るのが良いでしょう。

巻き爪の食い込みが軽い場合は軟膏を塗るのが効果的です。


軟膏に含まれる抗生物質で、膿の原因である菌の侵入を防ぐことができます。

ただし傷が深い場合はすぐに病院に行く必要があります。軟膏を塗っても治ることはありません。



巻き爪による膿は放置しても大丈夫?

本来なら病院へ行って頂きたいですが、なんらかで行けない方、行きたくない!という方へ。

放置しても良いことはありません。

治療を始めるのが遅ければ遅いほど、巻き爪は治療困難になります。

放置をすれば最終的に切断なんていう事も考えられない訳ではありません。

爪を切って治るほど簡単ではありません。

早めに治療を受けましょう。


正しい爪切りをしましょう

予防するには、正しい爪切りが欠かせません。

爪の先の白い部分を約1㎜残すように切りましょう。

また、伸ばしすぎはいけません。


かといって、一度巻き爪になったら深く切ってはいけません。

その時は良いかもしれませんが、次に伸びるときはもっとひどくなります。

爪を正しく切るには、スクエアカットがおススメです。

スクエアカットとは、皮膚から水平に切って角を残す切り方です。特に指の左右の端の爪の部分は深爪に気をつけながら切りましょう。

爪は曲線で切るのではなく、まっすぐ四角にカットする方が巻き爪になりにくいと言われています。



まとめ

以上、巻き爪の原因や治療について紹介しました。

とにかく、発症したら早めに治療を受けましょう。

それだけでかなり治りやすくなります。