ハムストリングというのは、太ももの裏。

スポーツで起きるけがの中では非常に多い部位です。

ここに肉離れを生じる原因と対処法について紹介していきます。


目次

  •     ハムストリングとは!?
  •     ハムストリングに痛みがおきやすい理由
  •     ハムストリング肉離れの症状(痛みの段階)
  •     もしハムストリングが肉離れをおこしてしまったら
  •     ハムストリングに痛みが出た場合何科にいけばいいの?!
  •     ハムストリングの痛みが強い故障をしないためのストレッチ方法
  •     ハムストリングの痛み軽減リハビリトレーニング
  •     ハムストリングの痛みの対処法についてまとめ

ハムストリングとは!?

ハムストリングは太腿の裏で、ランナー筋とも呼ばれます。

走ることで鍛えられる筋肉で、スポーツ選手でなくても普段から使われている筋肉です。



ハムストリングに痛みがおきやすい理由

実は医学的に原因ははっきりしていません。

激しい運動により、太ももなどの筋肉の筋線維が損傷し、その治癒過程の炎症によって疼痛が生じる、というものが有力な説の1つです。

損傷すると、それを治すために血液が集まりますが、この時に発痛物質を出します。

これが痛みの原因です。

また、運動によって生じる疲労物質である乳酸が、毛細血管内に増えることで、筋肉に酸素が十分に行き渡らなくなることも、筋肉痛の痛みの原因として考えられています。



ハムストリング肉離れの症状(痛みの段階)

肉離れというのは、過度な運動により筋肉が断裂するというもの。

肉離れは普段の運動不足によるところが非常に大きく、ミネラルが不足しても起こります。

また、スポーツ選手であれば、ストレッチやウォーミング不足またはオーバートレーニングが原因として挙げられます。

肉離れは以下の3段階で進行していきます。

  • 1軽度:筋肉が少しのび、痛みが少ない状態→歩行に問題なし
  • 2中度:筋肉が断裂し我慢ができる痛み→歩行にやや影響
  • 3重度:筋肉が完全に断裂しかなりの痛み→歩行困難



もしハムストリングが肉離れをおこしてしまったら

ハムストリングに激痛を感じたら肉離れを疑い、以下の応急処置をします。

  • Rest 安静
  • I:Ice 冷やす
  • C:Compression 圧迫
  • E:Elevation 挙上

有名な応急処置ですね。

ただし応急処置なので、早めに医師に相談しましょう。



ハムストリングに痛みが出た場合何科にいけばいいの?!

整形外科に行きましょう。

指示に従い、リハビリを行います。



ハムストリングの痛みが強い故障をしないためのストレッチ方法

床に座って足を伸ばします。この時、膝が曲がらないように注意しましょう。

こから今度は上体を前に倒していきます。これも適度に調節をしていき、無理をしないよう痛いと思ったところで戻しましょう



ハムストリングの痛み軽減リハビリトレーニング

3日間のアイシングなどで炎症が徐々におさまってきたら徐々にリハビリ開始。

これまでは冷却したはずですが、この時期からは逆に温めることで血流を促進し、治るのを早めます。

筋の柔軟性を取り戻しつつ、股関節周りのストレッチから始めていきます。

ただハムストリングに直接刺激を加えると良くないので、

患部を温めて柔らかくしてから、動きのない力を入れるだけの運動。

そのあとにアイシングをして熱を取る。

これを繰り返しながら、徐々にレッグカールなど動きのあるトレーニングを取り入れていきます。



ハムストリングの痛みの対処法についてまとめ

以上、ハムストリングの痛みと対処法を紹介しました。

肉離れは放置すると後遺症が残る怖いけがなので、早急に病院へ行きましょう。