ノイローゼという言葉を聞いたことがありますか?

聞いたことがあっても、よく知らないという人が多いのではないかと思います。

というわけでこの記事では、ノイローゼについて紹介します。

目次
  1. ノイローゼって簡単に言うけど違います・・・
  2. ノイローゼの症状と精神病の症状は違う!
  3. ノイローゼの種類・特徴・症状
  4. ノイローゼの身体の症状
  5. 身体の症状がおきるのは?
  6. ノイローゼの治療は?

ノイローゼって簡単に言うけど違います・・・

人とのつき合いや社会とのかかわりがうまくいかない不適応状態がノイローゼです。不安と恐怖が精神面に出て、言動に変化が生じます。私たちはよく「受験ノイローゼ」「育児ノイローゼ」という言葉を耳にします。

出典:http://kokoroyamai.net

ノイローゼと聞くと何となく差別的なイメージになっていませんか?

どのような症状があるのか、理解しておかないといけませんね。



ノイローゼの症状と精神病の症状は違う!

精神病に含まれるのは、

統合失調症、双極性障害(躁うつ病)、パーソナリティ障害(反社会性、境界性、演技性、自己愛性、依存性、強迫性、回避性)

ノイローゼに含まれるのは、

心気神経症、強迫神経症、恐怖症(対人、赤面、異性、高所、閉所、不潔など)、ヒステリー、パニック障害など。


このような区別があるといいます。



ノイローゼの種類・特徴・症状

確かに、ノイローゼと精神病には共通点もあります。

不安や恐怖ですね。

しかしノイローゼは心に原因があるのに対し、精神病は脳に異常があるとされることが多いです。



ノイローゼの身体の症状

身体症状もあります。

動悸、めまい、呼吸困難、のぼせ、下痢、発汗、吐き気、不眠、食欲不振などですね。

特に強い不安やストレスにさらされると、このような症状が出るのです。



ノイローゼの治療は?

ノイローゼの症状の治療は心の治療を柱にして、痛みや炎症などの症状に対しては薬による対症療法という二本柱で治療をします。

心理療法や自律訓練法で心身の安定をはかることで、不安神経症や自律神経失調症の症状が改善されたり、投薬量を減らせるなど、さまざまなメリットが報告されています。ひとり、ひとりの患者さんが自立支援訓練で頑張っています。