いわゆる床ずれ。じょくそう。

これは早めに対処しないとかなり厄介なことになるって知っていましたか?


目次
  1. じょくそうとは?
  2. じょくそうは一度できたしまったら、治すのが大変
  3. 予防で食い止められるようにしましょう
  4. こんな時はじょくそうかも、、?
  5. じょくそうがもしもできてしまった時は?
  6. まとめ
じょくそうとは?

床ずれのことで、ずっと同じ個所に圧力がかかることで皮膚に障害が生じます。


原因

しかし、単に寝たきり・座りっぱなしがじょくそうの原因とはなりません。これらに以下の条件が加わることで、じょくそうができます。

  • しびれや麻痺などにより感覚が鈍い
  • 麻痺や手足の動きが悪くあまり自分で体を動かせない
  • 痩せて骨が出っ張っている
  • 皮膚や筋肉の衰えで皮膚の弾力がなくしわやたるみがある
  • 尿失禁・便失禁がある
  • オムツを使用している
  • 多汗によりいつも皮膚が湿潤(しつじゅん:水分が多く湿っていること)している
  • 栄養にかたよりがある

じょくそうができやすい人

お年寄りは特になりやすい傾向にあります。

皮膚の弾力が低下しているのが一因です。

また栄養不足だと、じょくそうが非常にできやすいです。食事は一日三食きちんと食べるようにしましょう。


じょくそうができやすいところ

じょくそうは、腰・お尻・かかと・ひじにできやすいです。

また、福祉用具を使っている方は、使っている道具が身体の皮膚と接している所にじょくそうができやすいです。



じょくそうは一度できたしまったら、治すのが大変

予防するのに比べ、治すのはかなり困難です。

しかも、じょくそうになるのは基本的にどこかに触れる部位。

そこを安静にするのはかなり難しいといえます。

痛みや痒みを伴うので長引くとつらいですね。

床ずれは、損傷の重度に応じて4段階に分類されます。
  1. ステージI:赤くなり、炎症が生じる
  2. ステージII:皮膚の浅い部分が失われ、表皮剥離、水疱またはその両方が生じる
  3. ステージIII:皮膚の全層が失われ、脂肪層まで達する
  4. ステージIV:皮膚の全層が失われ、下にある筋肉、腱、骨が露出する

床ずれは必ずしも軽度の段階から重度の段階へと進んでいくわけではありません。徴候に初めて気づいたときにすでに後期の床ずれとなっているケースもあります。



予防で食い止められるようにしましょう

やはり理想は、予防すること。

病気やけがで寝たきりになると、気を付けないといけません。


じょくそうがおきにくい寝具を用意する

体圧分散寝具というものがあります。人の身体が寝た状態に圧力がかかる部位は、頭・肩・腰・お尻の4つです。

これは、その4つにかかる圧力を通常の寝具よりも、広い面積で受け止められるようになっています。

介護では、自らの力では起き上がれない・体位変換ができないといった状態となったら、体圧分散寝具の使用を考えた方が良いです。

「寝たきり状態」の方では2時間毎の体位変換が、車椅子の方では20分毎のプッシュアップが一般的に推奨されています。

しかしながら、家庭で介護に携わる多くの方にとって2時間毎の体位変換は大変ですし、何時間ごとの体位変換が良いかは個人の栄養状態や体圧分散寝具の使用の有無が大きく左右します。

訪問看護師などに相談して実行可能な体位変換計画をたてるべきでしょう。



こんな時はじょくそうかも、、?

骨の出っ張っている部分が赤くなっていたら、じょくそうになる前兆かもしれません。

クリームで斌夫案にマッサージをし、圧力が集中しないように気を付けます。

この段階が褥瘡の第1度で、早く見つけて処置すれば、潰瘍にまで進むことを防ぐことができます。



じょくそうがもしもできてしまった時は?

褥瘡は放っておくと、命にかかわります。

早めに治療しないといけません。


処置前
医師または看護師から褥瘡(床ずれ)の発症原因、状況、今後の処置・ケアの方法について説明を受けます。

準備するもの
  • 手袋(プラスチック手袋)
  • 薬剤、褥瘡(床ずれ)を覆って保護するもの(ドレッシング材<被覆材>)
  • 処置用のシーツ
  • テープ
  • 洗浄ボトル(先細のキッチン洗剤の空容器などでもよい)
  • ガーゼ、ティッシュペーパー
  • おむつ、尿取りパッド
  • ゴミ袋
  • 不織布(ふしょくふ)※またはタオル
  • 石けん、洗浄剤
  • 水をはじくクリーム、オイルなど
  • プラスチックスプーン
  • はさみ
※不織布:繊維を織らずに組み合わせた布

そして、以下の手順で治療していきます。

処置
1.洗浄した手で手袋をつける
汚れたで処置を行うと、じょくそうから細菌が侵入するかもしれません。なので、この処置をとります。

2.体位変換して両手で患部のケアができるようにする
数日単位で、違う体位で処置を行うようにしましょう。毎日同じ体位で処置を行っていると、他の部位でじょくそうができているのを見落とすことにつながります。

3.被覆材(ガーゼ等)を、じょくそう部位からゆっくりとはがす

4.じょくそう部位の洗浄
じょくそうができている所と、その周りの皮膚では処置が異なります。周りの皮膚は石けんや洗浄剤を使って洗い、じょくそうができている所はぬるま湯か、生理食塩水を使って洗いましょう。

5.不織布でふき取る

6.じょくそう部位の診断
これは、医師の診断に任せます。じょくそうの状態を見て、医師がその後の処置方法を決めていきます。

7.塗り薬をぬり、被覆材をはる
この時に、塗り薬・被覆材のはりかえ時期や、その他、処置方法の説明を受けることになります。

処置後
じょくそうの処置後は、手袋を外し、手をきれいに洗いましょう。



まとめ

以上、褥瘡についてまとめました。

一度発症すると本当に厄介なので気を付けましょう。